【第33号】「座りすぎ」が死を招く

 

 

「座りすぎは健康に悪く、死を招く恐れもある」と言う驚くべき研究結果がある。

 

米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で臨床医学を教える、カメリア・デイトン教授によれば、「長時間座ること。それは本来人間に意図された行為ではない」という。


数千年「歩いてきた」人類にとって、「座る」と言う行為は本来、体に違和感を与える身体的負担の大きい行為だという。長時間座ることは、血行不良、腰痛、糖尿病、肥満、心血管系の疾患などの多くの病気を引き起こす原因とされており、最悪の場合人を死に至らせる。


ある研究では「1日に6時間座る生活を続けていると、1日に3時間しか座らない生活の人に比べて15年以内に死ぬ確立が40%以上増える」とされており、2002年にアメリカ大統領諮問委員会によって「セデンタリー・デス・シンドローム(座りすぎが死につながる症候群)」と名付けられた。

 

 

◎座りすぎない工夫が必要

 

「座りすぎて死ぬ」と言う最悪の状況を回避する方法はただ1つ、人類の自然な姿に戻ること。座る時間を減らす、すなわち「立つこと」以外にはない。


従来の座りっぱなしの働き方が、健康に悪影響を及ぼしていることが判明してから、世界では立って働くことのできるオフィスなど、「座りすぎないオフィスや働き方」が広がり始めており、グーグル社でも取り入れられているという。


パソコンに向かってのデスクワークが当たり前の現在だが、長時間座って仕事を続けていると、立つことさえできなくなり、体調を崩して寝たきりになる。そのようなことにもなりかねない、深刻な問題である「座りすぎの働き方」。

 

仕事中に「座りすぎないための工夫」を取り入れていく必要があるようだ。